主な業務
3次元データを活用した「効率化」「見える化」によるスムーズな情報共有が可能に。
用途に応じた情報処理により様々な分野で活用できます。(i-Con・ICT・CIM対応)
3次元計測は、レーザ光を立体物に照射し、その反射光量の測定から3次元幾何情報を取得します。非接触、短時間で3次元形状測定できることが特徴です。また、取得した3次元デジタルデータは、既設プラントの3D-CAD化、建造物の3Dデジタル管理、建設現場の進捗管理、リバースエンジニアリングなど、様々な分野に適用できます。
計測について About Measurement
例)災害地、絶壁、対岸、ビル高層部、鉄道敷、交差点内、植物保全エリア ・夜間計測可能・レ-ザ計測は明かり不要、洞窟等も可能。 ・高精度、高品質な三次元座標値(XYZ)を取得。
※標準測定距離350m、距離精度3.5mm、点群間隔3.1mm (10m時)
例) 被災地、崖上、沼地、対岸、屋根形状、樹木上部、事前調査、渋滞状況等 ・レーザ計測および撮影写真より3次元点群デ-タ(XYZ)の作成 ・地形図、縦横断図、オルソ画像の作成 ・DID地区など航空法による規制空域、飛行方法の許可取得
(すぐ飛ばせる包括許可取得済み) ・無人航空機登録済み(5台)
3次元モデルの利活用 Utilization
●土工/構造物/トンネル等の出来型管理
●立入前現況調査
●トンネル内空形状調査
●面的変動定期観測
●越境物/傾斜度調査 ●地理空間情報(地下/地上/上空)と計画の3次元干渉チェック
●各種2D/3D図面作成(地形図/断面図/正面図等)
●施工計画時の支障物(架空線等)離隔調査
●落石調査(浮石/転石位置計測)
●海岸河川環境調査/樹木調査
●土量/残余量/土砂堆積量/表面表算出
3Dレーザスキャナーの利活用事例 Case Study
・支障物件として施工計画にも反映可能
・正面図、断面作成、解体復元の面的管理に利用
景観検討に伴う設計情報の3次元データ化
・全点に三次元座標値(XYZ)を付与
建物寸法の抽出
・都市模型の作成に利用
葉枝の3Dデータ化
・街路樹の断面図作成
・建築限界調査に利用
・平面図上で隧道幅員把握
・地表と地下の縦断図作成
・素掘り形状、狭小断面把握
・改修計画の設計情報
・土被り情報や施工計画時の近接構造物、制約条件との干渉チェックに活用
・吹付法面の等高線表示
・不均一で歪んだ曲面を視化、図化
・クラック位置の三次元的記録、変動計測
・浮石、転石位置の把握形状計測
・埋設管を3Dモデル化し盤下げ量検討資料に活用
・最小内空断面の調査(車両接触調査)
・交差点内の勾配把握など改良検討資料として利用
・河川堆砂部や砂防ダムの堆砂状況調査に活用可能。
・現況地物をあるがままに取得するため、計測もれがない 様々な設計情報を網羅した3次元形状が復元される。
・立入り困難・危険箇所の非接触計測を行い地形図の作成 から土量計算まで可能。
ドローンの利活用事例 Case Study
・連続して撮影した空撮写真をソフト解析して3次元点群データが作成可能地上型3Dレーザスキャナーと併用して、地形図、断面図の作成や、浮石の形状計測等に利用できる。又、オルソ画像を作成し、地形図と重ね合わせた、わかり易い画像が作成可能
範囲:0.015km2
外業:2日(地上型3Dレーザスキャナー+ドローンによる空撮)
内業:2日(3Dモデル作成→地形図作成)
写真解析により作成した3次元点群データは、モデルを構成する点一つ一つが座標値(X,Y,Z)と色情報(R,G,B)を持っている。
・消波ブロックなどの変位量解析にあたり、ドローンの空撮を利用し、安全に短時間で広範囲の計測が可能です。(危険なブロック立入不要)
・メッシュ状に区切り、3次元点群データの平均値で解析し、変異箇所を着色する。
・水中部のマルチビーム測深、地上部3Dレーザ計測との併用で水中と地上の3Dデータ化可能。
新技術 New technology
合成開口レーダ(SAR)を用いた豪雨解析
左図は、豪雨前・豪雨直後の衛星データを使用し、豪雨による河幅の変化を推定した解析結果です。
赤く表示した範囲が豪雨により河幅が増大したと推定した範囲です。
このほか、SARデータを使用して、地盤・構造物の変動解析も行っています。
衛星データ:Sentinel-1